高校1年の3学期に転校してきた有馬隼人(浮所飛貴)は、イケメンなのに愛想が悪くて、なんだかちょっと怖い。クラスメイトの篠原つかさ(白石聖)は、そんな有馬が気になり、いつしか目で追うようになっていた。男みたいな名前を「いい名前じゃん」と褒めてくれたり、遅刻して先生につかまりそうなところを助けてくれたり……。予想しないタイミングで繰り出される自分だけに向けた優しさに、いつも胸が高鳴ってしまう。
高校2年生最後の日。友達から「両思いじゃない?」とはやし立てられたつかさは、ずっと抱いてきた有馬への思いを伝えようと決意。淡い期待を抱いて告白したにもかかわらず、「そういう目で見たことない」ときっぱりフラれ、あっけなく玉砕してしまう。
新学期。またも有馬と同じクラスになったつかさは、変わらず友達として優しくしてくれる彼への思いを募らせ、諦めるどころか好きな気持ちがますます加速。ついに「フラれてもがんばる!」と宣言する。
ところが、3年で同じクラスになったイケメンの長谷部泰広(板垣瑞生)から、いとこが有馬の元カノだと知らされて大ショック!もやもやとした気持ちを抱えながら向かったオリエンテーションキャンプでは、なんとお嬢様学校に通う元カノの麻友(原菜乃華)に遭遇し、よりによって「有馬くんとよりを戻したいから協力して」とお願いされてしまう。清楚な美少女ライバルの登場に動揺するつかさ。一方長谷部は、そんなつかさに対して芽生えた初めての感情に戸惑い、時折、切なそうな表情で見つめるようになっていく。
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怒涛の展開を見せる高校生活最後の1年。不器用なつかさたちの思いはもどかしいほどに絡み合い、すれ違っていく。果たして、何度傷ついても、何度挫折しても諦めない、一途な片思いの行方とは?
映画初監督作品になりますが、この機会をいただけたことと公開に向けてご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。原作を読み、“好き”という人の想いは今の世の中に大切なテーマなのではないかと感じました。脚本家の横田さんがその繊細な心模様を素敵に描いてくださり、漫画の中から飛び出してきたような浮所くんと白石さんはカッコよく可愛らしく、キャスト皆さんが “想い”を大切にしながら演じていて、スクリーンから眩しいくらいに輝きが溢れ出ています。木村プロデューサーや女性陣から女子の心を注入してもらいスタッフ皆さんの力によって完成しました。私の胸が鳴っています。観てくださる皆さんにも同じ想いを共有していただけたら嬉しいです!